2015-2016ジャンプ新ルール現地報告

7月1日から14日にかけてスロベニアで行われたCOCCUPとオーストリーで行われたFISCUPに行かせていただきました。
選手は佐藤幸椰、小林陵侑、栗田力樹、伊藤将充の4名が全ての試合に参戦。
オーストリーの試合には、大井栞、岩佐明香、成田楓、渡邉陽、渡辺知也、駒場信也、竹花健汰、古賀極が参戦。

今回の遠征では当然それぞれの試合でポイントを獲得することが大きな目標でしたが
この夏から新しく加わったルールに対応することも重要でした。
新しく加わった主なルールは次の4つです。
(1)クラッシュヘルメット着用
(2)ンダーシャツの袖は、肘のすぐ上とする。(だぶだぶのTシャツは使用禁止。体型にぴったりとしたTシャツであればOK)
(3)手袋の着装
(4)スタート直前の股下測定。(測定は、スタート直前に行います。測定する時は飛ぶ時と同じ準備をして、測定後は基本的に身体に触ってはならない。
(一度ゲートに入って風待ち等でゲートから出された時は、再度測り直す予定。)
☆測定例=写真5の方法で測定した結果股下が80cmだった場合、15の方法で測った時点で80cm以上あれば良い。

添付写真の説明
1 身長と股下を同時に測る器具
2 1の足巾(40cm)と股下の長さを測る部分
3 2の実際に足を置いた様子。
4 測定時は下着で測定する。(スパッツはNG!)
5 身長、股下を同時に測定している様子。(測定時は、かかと、ふくらはぎ、お尻、肩、頭を壁に付けなければならない。)
6 股下を測られる時は、下着を上げられる。
7 腕の長さを測っている様子。
8 手首の測定位置。
9 腕の長さを測っている様子。
10 腕の長さを測る器具。
11 足の大きさを測る器具。
12 足の大きさを測っている様子。(測定する時は、左右で大きい方の足測定すると良い。)
13 スタート直前に股下を測る器具。
14 つま先が上がるようにセットして股下を測ります。
15 股下を測っている様子。(膝をしっかり伸ばし、腰を引かないように真っすぐに立つ。ジャンプシューズは内側の壁に寄せる。)
16 スタート直前に測定をしている様子。
ゼッケン25番の選手が測定中。
選手は、自分のスタートの3−5名ほど前に股下の長さを測定されます。(測定はゼッケン順で選手のリズムで測定はしてくれません。)
測定時は、選手のスキーを持ってくれる人、股下を測る人、横と下で選手の様子を見る人と4名の人が関わります。
選手の様子を見る人は、選手がスーツをずらす等の行為をしないか確認しています。(ブーツに入れたパットも触れません)
測定後は身体を触る行為は一切失格となります。
7月11日の試合では14名が失格となりました。

新ルールで次のような事がありました。
①測定後スキーをはいて立っている時に、スタート前のルーティンで太ももをバシバシとたたく行為をして失格。(無意識に身体を触ると危険)
②ドイツの選手はホテルで何度も測定をしてセーフだったが、スタート前に汗をかいてジャンプスーツがしっかり股間まで上がっておらず失格。
③自分の前の選手が失格となり、あわてて準備をしなければいけない事となる。
④どうしても股下の長さが足りなかったのか、足のゴムを外したまま飛んだ選手がいた。
⑤足のゴムを少し長いものに変更している選手がいた。

以上、簡単ですが現地報告でした。


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